国際交流・国際支援活動


広島YMCAでは1960年のハワイホノルルYMCAのパートナーシップ締結に始まり、2015年のベトナムYMCAまで、15の海外YMCAとパートナーシップを結んでいます。定期的な交流や災害があったときなどの支援活動を続けています。

  • ハワイホノルル国際交流「Let’s Get Together」(ホノルルYMCA)
  • ドイツハノーバー国際交流「Global Youth Friendship 」(ハノーバーYMCA)
  • フィリピンボランティアワークキャンプ(セブYMCA)
  • 日中韓平和フォーラム(日本・韓国・中国のYMCA対象)
  • そのほかの国際交流(過去の交流)

国際交流活動


◆「Let’s Get Together」:ホノルルYMCAとの交流


1961年から始まった伝統ある国際交流です。
1961年から始まった伝統ある国際交流です。

広島市とホノルル市が姉妹締結したのは1959年。その翌年、ホノルル市長のYMCA訪問をきっかけに、1961年以来広島YMCAとホノルルYMCAは若者の国際交流を行っています。54年の伝統あるプログラムで毎年夏期休暇中2週間を利用して、1年おきにホノルルと広島を行き来しています。プログラムの名前でもある“Let’s Get Together”「共に手を結ぼう」には、次に掲げる目標があります。

 

  1. お互いの国について真の理解をする。
  2. お互いのYMCAの活動や目的を理解する。
  3. 自分や他者を知り、理解し、認めあう力を養う。
  4. お互いの国を訪問し、学ぶことによって、自国をよりよく理解する。
  5. お互いの国の友情と協力を発展させ、世界平和への道を築き上げる。
  6. 日本およびハワイが太平洋に浮かぶお互いの国および国民を結ぶ生きた架け橋として、すべての人々に貢献する機会があることを認識し、数多くの交流を行なう。

   

このプログラムは「Remember Pearl Harbor」と「No More Hiroshima」を原点に平和への熱い思いと決意のもとに両YMCAの合意によって計画されました。訪問の際には、それぞれの戦争慰霊碑を訪問し、平和学習を行うことで、恒久の平和についてお互いが考えます。

◆「Global Youth Friendship」ハノーバーYMCAとの交流



1992年に広島市やドイツのハノーバー市あるいはその近郊に住む青少年の交流を目的に『広島―ハノーバーYMCA青少年交流プログラム』がスタートしました。原爆と空爆による戦争被害都市の関係で結ばれたお互いの国を行き来しながら青少年の交流を通じて、平和・歴史・異文化理解を深め、友情の輪を広げています。ロッジキャンプやホームステイをしながら、お互いの国の文化習慣を理解し、お互いを認め合える関係を築いています。

現在では、広島からハノーバーを訪問する年は、現地で開催される大規模なインターナショナルキャンプに参加します。日本・ドイツだけでなく、アメリカ・スペイン・ロシアなどの若者との交流が行われるのです。また、ハノーバーから広島に迎える年は、広島で開催される国際青少年平和セミナーに参加します。こちらも、日本・ドイツだけでなく、多くの国々の若者が参加する交流プログラムです。

◆「日中韓平和フォーラム」アジアのYMCAの交流

南京で行われた第6回では、日本のユースのアクションプランの一つとして「Make More Friends」を掲げました。韓国、中国のユースとともに、平和を実現するための草の根の交流を一層深めるために、次回の日中韓YMCA平和フォーラムをユースの積極的な参画のもとで作り上げることを宣言しました。
そして今年は、全国のYMCAから企画と運営に携わる「ユース実行委員会」を組織し、たくさんのユースが参加していただけるように、協議を行ってまいります。それぞれの経験やネットワークを活かして、日中韓YMCA平和フォーラム後に各地域で平和プログラムを行っていく予定です。

◆そのほかの国際交流(過去の実施プログラム)


・台南YMCA60周年記念 ユースエンパワーメントキャンプ(台南YMCA)

8月10日~15日の6日間。台南YMCA創立60周年の記念行事として開催された国際交流プログラムに、広島YMCAの会員・職員・リーダー達が参加しました。台南市で行われたこのキャンプには、アジアを中心とした海外ユース80名が参加し、多くの交流プログラムを展開いたしました。


国際支援活動


◆「フィリピンボランティアワークキャンプ」 セブYMCA


毎年3月中旬から2週間をかけてフィリピンのセブ島を中心としたワークキャンプを行っています。参加者は大学生や専門学校生・留学生が中心です。活動は、フィリピンのスラムへ出向いての、ストリートチルドレンへの炊き出しの支援やそれを支えるボランティアグループとの交流、地域支援施設の改修工事の作業やバナナの木の植樹作業などです。国際協力募金の海外ボランティア派遣ファンドによって多くの若者が、グローバルな視野を持ち、地球市民の一人として成長する機会を与えていただいていることに感謝します。

活動内容:

●2013年の台風により被災した、セブ島西部に位置するバリリという地域で、フィリピン・セブYMCA、アメリカ・ホノルルYMCA、ホノルルロータリークラブ、ハワイの大学からの参加者などと共に、バスケットボール・バレーボールコートの建設、道路舗装、ペンキ塗り、環境整備ワーク、国際交流など。

●セブ島中心部で、地域のためのボランティアワーク、ストリートチルドレンや路上生活者への炊き出しと交流など。

●セブ島に隣接するマクタン島や近隣の島々で自然体験、異文化体験、環境保護の学習など。

●セブ島南部の地域での自然体験など。

 

対  象:18歳以上30歳以下の学生

期  間:毎年年3月中旬~3月下旬の15日間

募集人員:20名程度

参加費用:公益財団法人広島YMCA 国際コミュニティーセンター(GCC)の

    「広島YMCA青少年育成基金」から参加費用の一部を助成しています。

 

参考資料:2017年3月実施募集要項(2018年度募集要項は2017年・年内配布予定)

ダウンロード
フィリピンワークキャンプ2017募集要項.pdf
PDFファイル 914.9 KB

●2014年1月18日

広島YMCA職員が、フィリピン台風被災地を視察しました。

 

20131213日から19日までの7日間、フィリピン・セブYMCAを訪問し、直近の地震・台風被災者への支援活動を視察した。

 

【広島YMCAとセブYMCAの関わり】

海外15のパートナーYMCAのひとつ。1984年にパートナーシップを締結して以来、継続的に国際交流や国際協力を実施している。被災直後から、セブYMCAはフィリピンのYMCAの中で緊急および復興支援活動の中心的役割を担っている。

 

【訪問の目的】

20131015日にフィリピン中部のボホール島で発生したマグニチュード7.2の大地震、同118日にレイテ島およびセブ島北部を中心に直撃した台風30号(国際名:ハイエン、現地名:ヨランダ)被災者への、セブYMCAの支援活動の現状を確認し、パートナーYMCAとしての継続的な支援の方向性を決定、支援の輪を広げていくため。

 

 

【セブYMCAの支援活動】

10月の地震では、発生後直ちに支援チームを組織し、被災したセブ島セブ・シティ内およびボホール島で継続的に米などの食料品、衣料品などの配給を行っている。11月の台風では、行政機関や地域の企業、病院などからの協力要請を受け、航空機などでレイテ島タクロバン市などから搬送された避難民の一部約150名に対し、セブYMCAの宿泊施設(通常はホステル)を開放し、食事や衣料品の提供、ボランティア医師による応急治療をなど行った。レイテ島にあるオルモックYMCA(セブYMCAのブランチ)では、台風接近時から避難所として施設を開放し地域住民を受け入れ、被災後は仮設テントを設営し住居を失った地域住民に開放、近隣の約300家族に対し建築資材やテント、食料品の配給などを行っている。また、行政機関によりセブ・シティ内に設営された複数の避難センターで定期的に食料品や衣料品の配給を、セブ島北部の被災地(ダンバタヤン郡マヤ村、約800家族)でも定期的に食料品の配給などを行っている。全ての支援活動はフィリピン内のYMCAOBOG会、ワイズメンズクラブ、ロータリークラブ、アジア・太平洋YMCA同盟、日本の団体などからの支援をもとに実施されている。

 

 

 今回の訪問では、様々な地域への支援物資を管理、準備するため、10月の地震発生後にセブYMCA内に設置された緊急支援物資センター、セブ・シティ内の避難センター2か所、レイテ島オルモックYMCAとその周辺地域、セブ島北部の被災地の視察を行った。また、セブYMCAの理事会に出席し、今後の支援などについて協議をした。

セブYMCAに滞在していた避難民の多くは、既に病院や避難センター、国内の親戚などの元に移動をしていた。

緊急支援物資センターでは、様々な団体からの支援をもとに購入された食料品や衣料品が保管され、連日、スタッフが通常の業務の合間に配給の準備を進めていた。セブYMCAは、ホステル、ウエルネス、キャンプ、職業訓練などの事業に加え、毎週土日にストリートチルドレンや路上生活者への食事の炊き出し、山間部や貧困地域への出張医療ボランティアなどを行っており、さらに今回の地震・台風被災者への支援に全力を尽くしている。常勤のスタッフ数は20名で、昼夜を問わず働いている。滞在中に800家族に配給する食料品セット(米2キロ、乾燥麺2袋、イワシの缶詰2缶)を準備したが、私を含め4名で丸2日間かかった。1回の食料品の配給準備だけでも大変な作業で、マンパワーの不足を、YMCAの使命に基づき「徹底的に支援するぞ」という強い気持ちで補っていた。配給準備に合わせてボランティアを派遣するのも大きな支援となる。

セブ・シティ内の6か所の避難センターでは、台風被災直後は数千人が避難をしていたとのこと。既に多くの人々は国内の親戚やレイテ島に戻っているが、現在でも、親戚がなく、家屋の再建の目途が立たない数百名が避難生活を継続している。現在、国内外から不定期にボランティアグループが訪問し、主に被災者の心のケアを目的としたレクリエーションなどのプログラムを実施している。セブYMCAの支援は、徐々に被災地へとシフトしてきている。

レイテ島オルモックYMCAでは、現在でも数家族がYMCAの施設内で避難生活を続けている。地域住民の多くは農業と漁業で生計を立てており、畑や船を失い、現在も生計や家屋の再建の目途が全く立っていない状況。YMCAや他のNGOなどが支援した建築資材やビニールシートで屋根を作り、何とか生活している。電気や水、医療や教育施設の復旧も進んでいない。多くの支援が、より多くの被害の出たタクロバン市に集中しているとのこと。オルモックYMCAの施設自体も被災し、スタッフ6家族が住居を失っている。本来の職業訓練事業(電気・水道の配管工、大工の養成)を再開するために、施設を修理し、講師であるスタッフ6名の家族の住居をYMCA敷地内に新築する計画を進めており、USD15,700の費用が必要とのこと。また、全壊したYMCA幼稚園園舎再建のために、別途USD10,476が必要で、いずれも費用捻出の目処は立っていない。

 

写真をクリックすると拡大表示されます

*写真をクリックすると拡大表示でご覧いただけます。

 

◆「アフガン難民支援」パキスタン・ラホールYMCAサポート


広島YMCAは、日本YMCA同盟とパキスタンのラホールYMCAと共同で、アフガニスタンの難民支援として、子ども達に教育の場を提供しています。まずは学校を作り、教師を雇い、教科書を購入し、給食を提供しました。その後、不衛生な環境での生活のためさまざまな病気を持った子どもが多いことから、定期的にドクターを派遣し、薬を提供してきました。 一過性の支援ではなく、子ども達の教育を地道にサポートすることで、将来の道が開けていくことが重要であると考えています。

●2013年12月14-21日

広島YMCAのスタッフが、難民の支援活動に行ってきました。

1978年~1989年のソビエトの侵攻 2001年からのアメリカのアルカイーダ(タリバン政権)掃討作戦による空爆などにより、アフガニスタン国民330万人が隣国のパキスタンに難民として流入しました。国連が決める難民認定を受ければ、食料・医療・教育等の保護を受けることができますが、居住区も決められ行動も制限されます。国によっては強制退去や国情が不安定な母国に送還されることも。自ら認定を受けず、国連やパキスタンからも忘れられた「潜在難民」として、多くの人たちが、パキスタンで極貧の生活を強いられています。広島YMCAでは、2002年からパキスタン第2の都市・ラホールのマンゾールパーク地域(ゴミの集積埋め立て地)において、難民生活を行っている人々に対して、国際協力募金を使って、サポート活動を行っています。長い期間をかけてサポートを行うため、2003年に小学校を設立。毎年、ラホールYMCA協力のもと、マンゾールパーク地域を訪問し、支援物資の提供や、学校の運営状態の確認・教育の質の向上に努めています。

 

*写真をクリックすると拡大表示でご覧いただけます。

※アフガニスタン難民支援活動は、パキスタン政府の難民帰還政策によって、2017年を持って終了いたしました。


公益財団法人 広島YMCA 国際コミュニティーセンター

Global Community Center

広島県広島市中区八丁堀7-11

TEL 082-228-1151 FAX 082-211-0366