平和活動・平和教育


1945年8月6日 広島は原子爆弾によって廃墟の街となりました。その3ヵ月後、生き残った会員達は、「広島の復興はYMCAの復興なくしてはありえない」の信念の元、活動を再開します。翌年の1946年の11月には八丁堀の土地を借受け、焼け野原ですごす少年達を集め青少年教育活動を始めます。その活動は「直接的ではないが、少なからず戦争に加担し、多くの子ども達に苦しい、悲しい思いをさせてしまった。」という思いが会員達を突き動かしました。以来、YMCAでは平和を基軸とした青少年教育のプログラムを実施しています。

 

YMCAの平和教育・平和活動プログラム

  • 国際青少年平和セミナー
  • 平和の灯篭流し・ピースランタン
  • 核兵器廃絶のためのイベント
  • 市民平和行進
  • 原爆の子の像建立記念式典
  • ヒバクシャ国際署名

◆国際青少年平和セミナー             (International Youth Peace Seminar)

1977年に「平和」ということについて深く考え、国際交流を図ることを目的にスタートしました。日本中の高校生はもちろん、海外の高校生も広島に集まり、毎年8月4~8日の5日間のプログラムを行っています。同じ日本人の高校生でも育った環境が違えば戦争・平和に関する考えが違います。海外の高校生の考え方に驚かされることもしばしばです。このプログラムをとおし、参加者は考え方の違いを受け止め、平和について自分たちにできることを見いだし、そして、核兵器廃絶の必要性を強く胸に刻みます。このプログラムの特徴は企画・運営を、大学生を中心としたボランティアリーダーが行っていることです。この学生ボランティアは常時募集しております。希望者はご連絡ください。

 

第41回 国際青少年平和セミナーのご報告


2019年度は第41回を迎え、国内外の80名の若者が広島に集い平和について学ぶとともに、かけがえのない国際交流体験を行なうことができました。 

 

主なプログラム

〇被爆体験講話 〇平和公園フィールドワーク 〇平和資料館見学 〇ワークショップ 〇平和祈念式典参列 〇ウエルカムパーティー 〇フェアウエルパーティー 〇平和のとうろう流し 〇平和創作劇「I PRAY」観賞 〇宮島ミニトリップ

 

【期 間】 2019年8月4日(日)~8月8日(木) 4泊5日間

【場 所】 広島市 廿日市市  【宿 泊】 シンプルステイ平和公園前

【参加者】 国内:広島の高校生・大学生 東京YMCA 横浜YMCA 栃木YMCA

      熊本YMCA 学生YMCA

      海外:テグYMCA ウルサンYMCA ボンベイYMCA 

         台南YMCA 80名

【運 営】 広島YMCA国際コミュニティーセンター・国際リーダー他

【協 力】 広島県原爆被害者団体協議会 ワイズメンズクラブ・メネット 他 

第41回広島YMCA国際青少年平和セミナー始まる!今年度の被爆証言の時間は広島県原爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長代行にお話いただきました。被爆の実相を伝え聞くことがはじめての世界のユースにとって貴重な体験となりました。

2日目は朝から平和公園フィールドワークに出発、慰霊碑をめぐりそれぞれの由来についてリーダーから説明がありました。原爆の子の像に千羽鶴の献納し、原爆ドーム前で記念写真の撮影を行いました。その後、リニューアルされた平和祈念資料館では、新しい展示に興味を持って見学しました。

8月6日 3日目 平和のとうろう流し

セミナーのまとめが終わり、最後の平和プログラム・ピースランタンが行われました。世界中のこども達から届いた平和のメッセージでとうろうを作り、ピースセミナーに参加した世界の若者で元安川に浮かべました。

セミナーのオプションプログラムとして、原爆の悲惨さを描いた平和創作劇「I PRAY」の上演を鑑賞しました。核兵器廃絶が落とされる前の広島と落とされた後の広島、そして復興を描いた子どもミュージカルに参加者は感動していました。

8月6日 3日目 平和祈念式典に参加。朝5時起床、6時に平和公園にむかい出発。手続き後、式典の席につきました。式典では松井広島市長、湯崎広島県知事、中満国連代表のすばらしい演説を聴くことができました。特に印象的だったことはこども達の「平和への誓い」のスピーチでした。

8月7日 4日目 宮島観光とフェアウエルパーティー

最終日はみんなで交流プログラムを行いました。
世界遺産の宮島では各自フリータイムで観光を楽しみました。広島に戻って夜のパーティー。この4日間の思い出をビデオで見ました。..



◆平和のとうろう流し・ピースランタン

15年前、広島の「サダコの折鶴」の話を知ったヨーロッパのアルメニアという国の子ども達から、広島のとうろう流しで平和のメッセージを流してほしいという要望が広島市に届きました。その思いを具体的にプログラムにしたのが、YMCAの平和のとうろう流しです。広島YMCAのパートナーシップのYMCAにも呼びかけ、多くの国から平和のメッセージが届くようになりました。広島YMCAのプログラムに参加する子ども達やファミリー、国際青少年平和セミナーの参加者も一緒に平和のメッセージをとうろうとして作成し、、8/6に平和公園にある親水テラスから元安川に浮かべ、平和への祈りをささげています。

 

◆核兵器廃絶のためのイベント

広島YMCAでは、核兵器廃絶のためのイベントを広島市をはじめ国内外で活動するNGO/NPOと協力して行っています。

 

ICANベアトリスフィン事務局長を迎えての意見交換会
ICANベアトリスフィン事務局長を迎えての意見交換会
中満泉・国連軍縮担当事務次長を迎えての講演会
中満泉・国連軍縮担当事務次長を迎えての講演会
外務省・核軍縮の実質的な進展のための賢人会議への出席
外務省・核軍縮の実質的な進展のための賢人会議への出席
国連軍縮会議への協力
国連軍縮会議への協力
核兵器廃絶のための市民イベントの開催
核兵器廃絶のための市民イベントの開催

◆「市民平和行進」への参加とサポート

毎年8月4日・平和の願いを市民にアピールし、考えるきっかけをつくる市民平和行進に市民6段団体の代表として参加しています。スタート地点が福島生協病院前と稲荷橋西詰に分かれてスタート。約750名が広島の街を歩きます。最後は平和記念公園の慰霊碑に、広島県原爆被爆者団体協議会と広島県生活協同組合連合会とともに、平和の献花をします。

 

◆「原爆の子の像」建立記念式典への協力

平和記念公園にある「原爆の子の像」建立の際、YMCAは大きな役割を果たしました。毎年フラワーフェスティバル最終日の5月5日には、広島女学院大学主催の「原爆の子の像建立記念式典」に協力しています。式典では、フラワーフェスティバルで市民の皆さんに協力いただいた折鶴を千羽鶴にし、広島YMCA理事長・広島YMCA副総主事、広島女学院大学代表によって、原爆の子の像に献納を行います。また、平和創作劇を演じる活動をしている「I PRAY」の子どもたちが、原爆の悲惨さ・平和の大切さを伝える歌とダンスを披露してくれています。

 

◆ヒバクシャ国際署名 広島集会を開催しました。

6月1日に元安橋で行われた「ヒバクシャ国際署名」松井市長も参加しました。

6月8日おこなわれた「ヒバクシャ国際署名」広島集会。核兵器廃絶を望む広島の被爆者7団体が集まって、オール広島で核兵器禁止条約に向けて思いを一つにしました。平和文化センター理事長・小溝泰義氏の開会挨拶、スティーブンリーパー氏の基調講演や平和を願うNPO ・NGOのリレートークなどが行われました。この集会を支えたのは、広島の若い世代の人たちです。被爆者の方の思いは広島のDNAとしてこれから若い世代に引き継がれていくでしょう。

連絡先:国際コミュニティーセンター

電 話:082-228-1151


公益財団法人 広島YMCA 国際コミュニティーセンター

Global Community Center

広島県広島市中区八丁堀7-11

TEL 082-228-1151 FAX 082-211-0366